ミャンマーコーヒー・雲南コーヒー
良質なコーヒーの栽培地域「コーヒーベルト」
赤道を中心に北緯25度・南緯25度の地域は、コーヒーの栽培に適した気候や土壌があることから「コーヒーベルト(コーヒーゾーン)」と呼ばれています。
この地域で世界中のコーヒーの殆どが栽培されているのですが、世界から注目を集めている「ミャンマーコーヒー」や、コーヒー愛好家やガストロノミー界で高い評価を受けている「雲南コーヒー」もこの地域で栽培されているコーヒーです。
「ミャンマーコーヒー」〜後味の良いバランスがとれた味わい〜
ミャンマーはコーヒーベルト上にあり、四方を標高が高い山々に囲われ質の高いコーヒーが栽培できる環境が整っていましたが、生産量の多いブラジルやベトナムに比べて少ないため知る人が少ない状況でした。
しかし、その高いポテンシャルに着目され、高い評価を受けた事もあり、世界的に注目を集めるようになりました。
味わいはフルーティーな酸味と後味が良くバランスがとれていると言われています。
ミャンマー流の飲み方は「練乳」や「レモン」を入れて飲むそうで、特にレモンを入れて飲むとコーヒーの味が引き締まるそうですが、好き嫌いはあるようです。
「雲南コーヒー」〜芳醇な香りと軽やかさ〜
大手チェーン店も十数年前から取り扱っている「雲南コーヒー」。
雲南省と言えばプーアル茶の産地として有名ですが、今ではコーヒー豆の産地として中国最大となるまで盛んとなっています。
雲南省のコーヒー豆は、アジアでは珍しい「アラビカ種」。
特徴は、「果実酒のような芳醇で個性的な香り」と「お茶のような軽やかさ」と言われています。
苦味は少なく、和菓子との相性も良いと言われています。
コーヒーの2050年問題
世界中で親しまれているコーヒーですが、環境変化の影響を受けやすく近年の気候変動に影響を受ける事が懸念されています。
環境の変化により収穫量の低下や品質低下、病気などの発生がればコーヒーを生産されている方々は撤退を余儀なくされるでしょう。
いつまでも美味しいコーヒーが飲めるよう、時には気候変動や生産者の方に思いを巡らせて1杯のコーヒをいただいてみてはいかがでしょう。
パッケージデザイン